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INCIの6つのカテゴリー

INCI名命名ルール、手続プロセスに関すること 

こんにちは。
サニー行政書士事務所の岡村です。
今日もブログに訪問くださり、ありがとうございます。

年末ということもあってか、最近複数のINCI名登録申請を同時進行で行うことが多くなっています。
ご依頼いただけるのは非常にありがたいですし、もちろん最大級の責任をもって遂行すべく尽力はしているのですが、同時進行している件数が10件とかになってくると、お預かりしている情報の管理やINCI登録への情報加工、整理、翻訳等でも非常に複雑なオペレーションが必要になってくるので、結構精神力を使います。

特に、申請成分の所属カテゴリーが一緒で、かつ特性も似ている成分同士だったりすると尚更、「どっちがどっちの成分の情報だっけ??」と混乱しがちになります。。。

前置きはその程度にしておきまして・・・。
今日のブログのテーマは、上記でもちらっと触れましたが、INCIのカテゴリーについてです。

INCI名は、大きく以下の6つのカテゴリー(Category)に分類されています。

1. Ferments(酵素)
2. Botanicals(植物)
3. Polymers/Silicones(ポリマー/シリコン)
4. General Chemistry/Other(一般化学物質/その他)
5. Biotech/Bioengineering(バイオテクノロジー/バイオエンジニアリング)
6. Inorganic/Mineral Based(無機物/鉱物由来)

新規にINCIの登録申請を行う際は、まず最初にその対象成分が、上記のどのカテゴリーに属するのか?を判断しなければなりません。

というのは、所属カテゴリーによって、INCI名登録申請(INCI Application)上、登録しなければならない必要情報が異なるためです。
つまり、当事務所として登録申請業務を代行させていただくにあたり、お客様にご提供いただき、お預かりしなければならない情報の種類が異なってくる、ということです。

このカテゴリー分類、実はなかなか難しい側面があります。

例えばFerments(酵素)系の成分やBotanicals(植物)系の成分、Biotech(バイオテクノロジー)系の成分にはそれぞれ明確な独自の特徴があるため、比較的容易です。

例を挙げますと、

Ferments(酵素):その原料成分の精製に「発酵(fermentation)」という要素が絡むか否か
Botanicals(植物):その名の通り植物由来の種子、果実及びそれらから抽出されるエキス等
Biotech(バイオテクノロジー):人間や動物由来の成分か否か

例えばこういった要素がカテゴリー分類の決め手となってきます。

一方で、そういった分類が難しい成分も中にはあります。
これまでの経験上、そういった成分はだいたいGeneral Chemistry/Other(一般化学物質/その他)に属することが多いです。

あるいは、明確に鉱物由来であることは示される成分であれば、Inorganic/Mineral Based(無機物/鉱物由来)として登録申請することもあります。

加えて、分類カテゴリー毎に必要となる登録申請情報が変わってくる点にも注意が必要です。
例えばBotanicals(植物)の場合、その植物のGenus(属)やSpecies(種)といった情報も必要になりますし、General Chemistry(一般化学物質)であれば出発原料(starting materials)が何であるのかや、その生成過程でのプロセスに関する詳しい説明が求められたりします。

いずれにしましても、当事務所にご依頼いただく場合、御社がINCI登録をご希望の原料成分の特徴に基づき、必要となる情報を解りやすく丁寧にご説明いたしますし、実際の登録申請情報(英語)への加工修正、翻訳は当事務所が責任をもって担当いたしますので、ご安心ください。

以上、ご参考いただければ幸いです。
お読みくださり、ありがとうございました。

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