全成分表示名称はINCI名の約半数|化粧品製造販売業許可・化粧品輸出入の専門家

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全成分表示名称はINCI名の約半数

その他、INCI名、日本語成分表示名称に関するお役立ち情報等 

こんにちは。
サニー行政書士事務所の岡村です。
今日もブログに訪問下さり、ありがとうございます。

先日の記事でも書きましたが、現在、11月4日、5日に開催される予定のINC Meeting(INCI名命名委員会)にて審査されるINCI名の登録申請受付期間です。
今月(9月)中にPCPCに対しINCI名登録申請を完了させれば、それら申請案件は全て一括して、11月4日と5日予定の命名委員会で協議をしてくれる予定です。

9月30日までにオンラインでの申請を終わらせればいいわけですが、30日の1日だけで、登録申請に向けた情報の準備からオンラインでの情報入力、クレジット決済までを完了させることは難しいです。

やはり少なくとも1週間程度は前もって時間の余裕を設けて、申請のための情報をしっかり準備されたほうがよいでしょう。

当事務所では、9月15日前後までにご依頼いただく件については、責任を持って、9月中の申請に間に合わせるように手配いたします。
どうぞお気軽にお申し付けください。

さて、ここからが今日の本題。

INCI名と日本語表示名称の登録数についてのお話です。

現在までに登録が完了し使用できるとされているINCI名の数はおよそ25,000
一方で、日本語成分表示名称は12,500程度です(2015年9月現在)。

つまり、日本語の成分表示名称はINCI名の約半数しかない、というわけですね。

これが何を意味するか、というと、日本では、約半数のINCI名登録成分については、そのままでは全成分表示に活用できない、ということです。
日本化粧品工業連合会に対し、全成分表示名称の作成申請を出さなければなりません。

ここで1つのハードルが存在します。
すなわち、既存INCI名に対し日本語の成分表示名称を作成依頼する場合、申請書の他に添付文書として、その既存INCIについて説明されているICIDのページのコピー、又はwINCIの該当ページのコピーが必要となる点です。

書籍版INCI辞書であるICIDは、虎ノ門にある工業連合会本部に行けば、無料で閲覧してもらえますが、コピーを撮るためにはその重い辞書を持って地下フロアにあるコンビニまで行かなければなりません。結構大変です。
同辞書は国会図書館にも収蔵されていますが、同様にコピーを取るには少々煩雑な事務手続きが必要となります。

一方でwINCIであれば、当事務所が保有しておりますし、該当INCIの解説ページは一瞬で呼び出すことができます。
つまり、粧工連へ行ったり国会図書館へ行ったりといった手間を煩わせることがありません。

当事務所ではこの日本語成分表示名称(全成分表示名称)の作成申請業務も代行しており、wINCIを活用可能な点を1つの大きな利点(メリット)としてご案内しています。
お客様におかれましては、ご希望の成分表示名称候補と、オリジナルとなる既存INCIが何であるかをお教えいただくだけでOKです。

どうぞお気軽にご連絡、お問い合わせください。

お読みくださり、ありがとうございました。

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