日本語成分表示名称がデータベース化されるまでの期間|化粧品製造販売業許可・化粧品輸出入の専門家

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日本語成分表示名称がデータベース化されるまでの期間

日本語成分表示名称の作成プロセスに関すること 

こんにちは。
サニー行政書士事務所の岡村です。

今日は小ネタ記事になります。
最近はINCI名についての記事ばかりですが、今日もある意味それに類する内容です。

ご存知のように、INCI名は化粧品成分の国際的名称ですが、日本で販売流通させる化粧品の法定表示(ラべリング)にINCI名を使用することはできません。
日本化粧品工業連合会(粧工連)が和名変換した、全成分表示名称をを使用することになります。

実は、現在使用できる日本語の成分表示名称は、INCI名の半数程度しかない、と言われています。
理由は様々なものが考えられるのですが、

・全成分表示名称がそもそもINCI名をベースとしているため、作成タイミングはどうしても後手になるから
・全てのINCI名に対し日本語の成分表示名称が必要なわけではなく、INCI名の中には日本では使用しない成分もあるため、そもそも名称を作成する必要がないから

容易に思いつく限りではこの辺りでしょうか。

しかし昨今は、海外で処方、製造された化粧品をそのまま輸入し、ラべリング表示だけ日本語の法定表示を貼り付けることで国内流通を行う、という手段が幅広く活用されています。
そうなると、必然的に全成分表示名称が現状存在しない成分が配合された化粧品も出てくるため、結果粧工連への作成申請が必要になりますね。

前置きが長くなりました。

とにかくそういう経緯も働いて、全成分表示名称を作成します。

通常約3ヶ月で、決定通知が送られてきます。
ですが決定通知に記載されている表示名称を、前述のHPの検索窓に入力しても、ヒットしません。

なぜでしょうか?

それは、まず名称が先行して決定され、その後、異議申し立て期間(90日間)を経て、名称の細かい内容(定義等)が決定されていく、という手順を踏むからです。

そういったプロセスをたどるため、どうしても会員用の会報やHPのデータベース上に反映されるまでには1年近くかかるらしいのです。

なので、自分が登録申請をし、全成分表示名称が決定した成分について、「データベースで検索しても出てこない!」と焦ってしまいがちですが、上記の正常のプロセスを辿っているはずなので、どうか気長に待ってほしいと思います。

少なくとも登録申請をし、命名された日本語名称は、決定通知に書かれているわけですから、それをそのまま活用すればよいわけですしね。

以上、お読みくださりありがとうございました。

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