行政書士向けの薬事業務研修会で講師を担当しました
薬事法務に臨む姿勢
こんにちは。
サニー行政書士事務所の岡村です。
本日もブログをご覧くださり、ありがとうございます。
昨日、私も所属させていただいている「薬事法行政書士協議会」という任意団体主催で、初めての研修会を開催しました。
◇研修会の概要、開催の経緯
研修会のタイトルは、
1から知りたい化粧品許認可業務~薬事分野を手がけるために知っておきたい実務と法規~
タイトルが示す通り、想定した講座の対象は、これから薬事分野をやってみよう、経験してみようと考えておられる、比較的業歴の浅い方。
薬事業務の魅力や醍醐味をお伝えしつつも、同時にその厳しさ、法規制遵守の重要性、お客様への継続的支援の重要性、ひいては薬事業務を行うにあたっての覚悟、心構え的なところまでお伝えしたい、というのが我々側の思いとしてありました。
また、この薬事法行政書士協議会は現在8名のメンバーで、主に2カ月に1回集まって勉強会をする、というクローズドな活動しかほぼ行ってきませんでした。
この任意団体、ひいては薬事担当行政書士の地位、知名度(プレゼンス)の向上を今後図っていかなければならない。
行政書士が薬事の分野を担当できるんだ、そしてそれは化粧品会社にとっても費用対効果的にも、コンプライアンス遵守・リスクヘッジの意味合いからも非常に意義のある選択肢なのだ、ということも、世の中に対しアピールしていかなければ、団体としての成長、進歩も無いのではないか。
そういった経緯があり、対外的に研修会を企画運営してみよう、ということになったわけです。
◇今回は私も講師を担当しました
初回であった昨日の研修会では、神奈川会の菊池俊夫先生(行政書士としての薬事分野では知らない人は居ない、といっても過言では無い)、そして私が講師を担当させていただきました。
私は、化粧品薬事の実務や法規制廻りのお話よりも、むしろまだ3年目であるという立場を活かして、これまでに受任・経験してきたケースにおける体験談をお話しすることで、薬事業務の何たるかをリアリティを持って感じていただく方がよいということで、数件の過去担当業務の事例を中心にお話しさせていただきました。
時間にも限りがありましたし、お伝えできた事例もざっくりと、概要や注意点をお話しするにとどめざるを得なかったのですが、それでも何人の出席者の方からは、「実務経験に基づいた具体的な話だったので、イメージが掴めました」といった類の感想をいただきました。
そうやって何かしら心に響くものを残すことができて、それが彼らが今後行政書士として、薬事を扱うにせよそうでないにせよ、何らかのアクションを起こす際のきっかけになってくれるのであれば、それ以上の喜びはないですし、お話できてよかったな、と思います。
今後も、薬事という分野における行政書士の役割、存在意義に光を当て、より多くの方に知っていただくために、活動を続けていきたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。