新規に作成する化粧品成分表示名称を高い確率で推測する方法
その他、INCI名、日本語成分表示名称に関するお役立ち情報等
こんにちは。
サニー行政書士事務所の岡村でございます。
ブログに訪問下さり、ありがとうございます。
今回は、化粧品成分表示名称(全成分表示名称)の作成についてです。
INCI名は存在するが対応する日本語の名称が存在しない場合、そのままでは製品ラベル上の「全成分表示」の義務を果たせません。
日本語名称を作成してもらう必要があります。
この作成は、日本化粧品工業連合会(粧工連)に依頼することとなります。
作成までの期間はおよそ3か月間。
粧工連は、対応するINCI名の情報、及び独自の命名ルールにより表示名称を作成します。
作成申請時、表示名称を提案することはできますが、最終的にその提案通りの名称になるとは限りません。
実はしかし、既登録されている類似の表示名称から新規登録表示名称を推測することができます。
この方法、粧工連に対する成分表示名称作成申込みのタイプC、
「INCI名作成を申請中の原料について化粧品成分表示名称を作成する」場合において、特に有効な方法となります。
つまり、通常はINCI名取得に約3ヶ月、その後の日本語表示名称で更に3ヶ月程度かかってしまう期間をとても待つことができない、一刻も早く成分表示名称を商品パッケージに表示する準備に取り掛かりたい、という方にとって、いわばINCI名登録と表示名称登録を同時進行で行うことになるため、上手くすれば約半分の時間をショートカットすることに繋がるわけですね。
例えば、成分カテゴリーがBotanicals(植物)の場合、
INCI名:PINUS DENSIFLORA LEAF EXTRACT
表示名称:アカマツ葉エキス
INCI名:PINUS DENSIFLORA ROOT EXTRACT
表示名称:アカマツ根エキス
のように、
INCI名は「学名」+「部位」+「調製方法(種類)」
の組み合わせとなり、
対応する表示名称は「植物名」+「部位」+「調製方法(種類)」
となります。
他の成分カテゴリーの場合であっても、ICIDやwINCIをあらかじめ確認し、自身が登録申請しようとしている成分に類似した既登録INCI名を探し、その名称特性を調べることにより、付与されるであろうINCI名、及びそのINCI名に従って作成される日本語表示名称を、かなりの精度で予測することができるようになります。
この正確な予測が可能になることで、上記に説明したタイプCの申請、つまりINCI名の取得申請と日本語表示名称の作成申請を同時タイミングで、並行して行うことも可能となってくるのです。
もちろん、想定したINCI名と異なる名称が結論付けられることはままありますし、そうなってくると日本語名称も当初想定からは変わってきてしまいますので、それだけに最初のスタート部分、つまりINCI名、表示名称を予測し登録申請情報を作成する準備段階での入念なチェックがとても大切になってきます。
当事務所では、ウェブ版INCI辞書であるwINCIを保有していますので、既登録の膨大なINCI名を検索し、名称の特性を分析することができます。
その結果、日本語表示名称の正確な推測を行うことが可能です。
INCI名登録申請、日本語表示名称作成申請の代行は、ぜひ当事務所にお任せください!
お読みくださり、ありがとうございました。
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