化粧品の成分分析について

サニー行政書士事務所

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化粧品薬事法務に関する用語集

成分分析

成分分析

理化学試験をかけることで化粧品に含まれる成分について分析すること。
配合禁止成分の有無や配合制限成分の基準値内での含有を確認する目的で行います。

実験イメージ

化粧品はあくまでも「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つ」ためのものです。
そのため医薬品や医薬部外品には含まれるような「強い効力を持つ」成分は、基本的に配合することはできません。

また、化粧品に使ってもよい成分に関する規定は、世界共通ではありません
日本では「化粧品基準」、EUではEU化粧品規則(EC Regulation 1223/2009)の別表(Annex)というように、各国各地域によって独自の規制を設けています。

このことでどういった問題が生じるでしょうか?
そうです、海外から化粧品を輸入したい場合、現地(輸入元)では成分的にOKの化粧品でも、日本の「化粧品基準」には抵触する可能性が生じてきます。

もし販売流通中の化粧品に禁止成分が含まれていた、或いは制限値を超えた制限成分が配合されていたということが発覚した場合、そういった成分が含まれているロットについて、市場に出回っている製品をすべて回収しなければならなくなります。
それに伴う回収費用、顧客や小売店等への賠償費用、社会への信頼を損なうことによるブランドイメージの毀損など、被るダメージは計り知れません。

そういったリスクを防ぐためにも、事前に試験品等を利用して、成分分析を行っておくことが必要になります。

当事務所では、成分分析に関するサポートも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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